どうなる?福井市の耐震診断補助事業

先日、福井市が実施している「一戸建て木造住宅の耐震診断」ですが、令和6年6月までの補正予算で成立した補助事業に対する予算が消化されたため、抽選申し込みが終了してしまいました。

先週、窓口の建築指導課に別件で行ったときに、抽選申し込みの整理番号が「411」となってましたが、診断と補強プラン作成まで完了している案件が70~90程度と推測できますので、現時点ではまだ300軒以上のご希望されている方が待っておられる状況だと思われます。

令和6年度の予算は、3月で組まれた補正予算、6月で組まれた補正予算と、当初予算から2度の補正で、耐震診断に対する補助事業の予算も増額されてきています。

これは、令和6年3月の補正予算で組まれた内容ですが、この時点で382万の予算増額ができています。

次に、令和6年6月の補正予算では、さらに1,825万の増額が決定されています。

これらの予算は、耐震診断及び補強プラン作成に対する補助だけではなく、実際に行う耐震改修工事に関する補助の分の含まれていますので、これらの予算がすべて診断等に使われる予算というわけではありませんが、補助事業としては、診断と補強プラン作成で102,000円の補助で、個人負担額を無料としていますので、おおよそ100軒分程度の診断と補強プラン作成が予算として確保できていたと読むことができます。それが8月23日で予算終了となったわけです。

さて、一応、市のホームページには、「※今後、予算が確保でき次第再開予定です。」との記載がありますが、予算確保はどのタイミングか?というところが、おそらくお待ちの方にとっては心配事ではないか?と思います。それが、「令和6年9月定例会」で承認されるであろう補正予算ではと推測しています。

9月2日から始まり、26日閉会です。補正予算は議会承認をもって決定しますので、この26日で採決承認されれば成立という運びになります。では、どの程度のものか?といいますと、

という感じで、総額1,770万の補正となります。改修工事への予算配分がどの程度かがわからないので予測にすぎませんが、おそらく、追加100軒分くらいの診断と補強プラン作成を見込んでいると思われます。現状ではご希望されている方の残りが300軒以上あることを鑑みると、9月補正予算まででやっと半分こなせるかということになり、残りの半分は12月の補正でどの程度追加できるか?というのもあり、結果として来年度までもちこされるのではと推測しています。そんな中、こんなニュースも。

◎住宅の耐震改修工事に補助金上乗せ、1戸あたり最大50万円…能登半島地震の被害拡大受け来年度から

こういった耐震関係の補助がしっかりと施策としてして打ち出されているのですから、この期に安全と安心のための備えをしてはと思います。

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