土曜、日曜は、子供の部活の北信越大会の観戦に行ってきました。まぁ、今年で最後の年になるので、最後くらいはちゃんと見ておこうということでの観戦でした。北信越大会1回戦敗退でしたが、地区大会から北信越大会まで進出できたんで、まぁ、本人たちは悔しさはあったでしょうけど、それなりに楽しんだようです。まぁ、大会となれば泊りがけでの参加になりますし、プチ修学旅行な気分だったんじゃないかなと。
さて、いつものことですが、この時期の試合観戦で感じるのは、体育館室内の室温の高さです。
今回の試合会場は、能登地震などの影響もあってか、いわゆる県営体育館などのスポーツ施設ではなく、一般高校の体育館を会場にしていました。なので、いわゆるスポーツ施設として全館が空調されているわけではなく、折板で葺かれた屋根がそのままむき出しになっていて、屋根面を太陽光で熱されたそのままの熱が室内に輻射される環境です。
もちろん窓は画像のようにたくさんあるわけですが、外気温も高いので、熱風として室内にはいってくるのと、屋根面がホットプレートのように熱されているその熱が輻射として降り注ぐ状態です。また、観戦で人の数も多いのと、もちろん試合をしている選手たちもいるので、当然、人から発せられる熱も、呼吸による湿度増加も相当なものです。試合が終わって廊下に出ると、空調がはいってるわけではないのに、ひんやり感があって涼しさを感じるくらいですw
こうした体育館の夏場の室温状態というのは、おそらく、どこの学校でも同じで、この環境で体育や部活動を体育館で行うのは、熱中症の危険性はかなり高くなると思います。なので、夏場の体育館での体育や部活動に制限するところが多くなっているわけで。我々が学生のころにそんなことはなかったのですが、それは夏場でも今のような気温レベルになるのは、8月の数日くらいで、まだ6月だというのにそういう状態になることはなかったわけですから、当時問題なかった建築仕様でも、今の環境ではそれにそぐわないというわけです。
これも暑熱対策の対象なんですが、断熱性能を高めるべきという声もありますが、断熱性能が高まって効果があるのは冬場、熱を溜めこみたいときであって、外部からの熱侵入を防ぎたい夏場の熱挙動に不向きであるということが意外と知られていないことが多いです。
今月になって暑さが急に厳しくなってから、弊社や弊社子会社の有限会社FKTlabには、こうした暑熱対策でのSDN-SHEETや、以前ご紹介した水冷システムのご相談が相次いでいます。