縁側の内窓設置での一工夫

「先進的窓リノベ2024」の補助金つかってサッシ窓の断熱性能アップを行うってのは、今ではテッパンのリフォーム提案となってます。そんな中、断熱性能アップにすさまじい効果があると思うのは、福井の和室では結構デフォな縁側の大開口に対しての内窓設置かと思います。例えばこんな感じの場所です。

古いタイプの福井の住宅ではこのような設えをよく見かけると思いますが、ここに内窓設置をしたいというの当たり前にあるわけですが、簡単お手軽を売りにしている内窓設置において、結構考えないとダメなことが多いです。

まず、縁側に吊ってあるカーテンとの干渉です。縁側という和装の空間なのに、障子ではなくカーテンであるというのは結構ありがちな状態です。和装の設えである真壁づくりの柱や鴨居の中に入れ込む場合、内窓のレール枠がおおよそ7cmとなりますと、外側のサッシのクレセントがちゃんと動くようにしようと思うと結構前に出さないとダメで、その結果、柱や鴨居から内窓の枠が飛び出てしまうのです。

一応、メーカーさんからは、こういうオプションのアタッチメントなども発売されているわけですが、「縁側にこれかぁ」という感じにもなるので、そこはやっぱし造作材で一工夫ってな感じになりますw

どんな工夫をしたか?というと・・・

真壁で見えてる柱や鴨居の前面にもう一枚造作材で枠をつけました。画像をよくみてみると、古い枠部分が露出してみえています。ここに内窓のレール枠を取り付ける感じになります。しかも、鴨居部分のふかした枠は、正面からビス止めしていますw ビス見えるのダメでしょ!って思うかもしれませんが、枠の完成をみると意外と納得されると思いますw

ビスはしっかりカーテンレールで隠れますw さらに、内窓のレール枠はすっぽり既存の柱と鴨居の中に納まります♪

最終的な完成写真です。既存のサッシのクレセントの干渉も、カーテンレールと内窓の位置関係も問題なく治まっています。また和装の設えもそれなりに維持w というわけで、縁側の内窓設置はそれなりに工夫が必要という事例でした♪

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