クレジットカードの不正利用については、大変よく聞く話しではありますが、正直、自分の身に降りかかってくるとはあまり想像していないというのもまた現実ではないでしょうか?その昔、怪しいお店でクレジットカードをつかって、会計場の奥でカードを読み取ってくるなどの場合にカード情報をぬかれるなどがありましたが、セキュルティコードや生年月日、パスワードでガチガチになっている場合はそれほど目くじら立てるほどではないとも個人的には思っていました。ところが数日前一通のメールが届きました。
会社で決済している法人カードはJCBなのですが、このカードが「第三者」による不正利用があった可能性を検知した旨のメールです。正直いいますと、この手のメールもフィッシング詐欺を狙って、記載のリンクをクリックすると本物そっくりのサイトに飛ばされ、そこで相応の入力項目を入力することで情報を抜かれるとか、そもそも、そのリンクをクリックするとバックドアを作られ、PCのハッキングが行われるなどの仕掛けのメールだったりもしますので、記載内容がもっともらしいことがあっても、おいそれとは信用できないということもあります。
正直、いつもの迷惑メールだと思いスルーしようと思いましたが、なんとなく不安を感じ、メールのリンクに埋まっているサイト情報などもデータとして調べた上で、不正利用確認サイトに飛びました。そこには、決済されようとしている金額の記載があり、質問の答えとして「覚えがある」、「覚えがない」の2択が用意されていました。
金額として20数万です。会社のカードですので、通販扱いの建材の購入などでも使ってますし、ほとんどの会社経費の決済でカード処理ができるものはほとんどカード決済にしているので、金額的に20数万であっても不思議ではありません。ですが、カードが使用された日時が、12日の17時であること、また、20数万の購入が三連休の初日でもある12日にはないこと、通販サイトなどの実際のクレジットカード決済がずれ込んだ可能性も考慮しても、利用したことはありません。ですので、「覚えがない」という回答をしました。
その後全くレスポンスがなかったのですが、会社での決済用のカードですので使えないというのも困るので、年中無休のJCBのセキュリティデスクに連絡するのですが、これが全くつながりませんw つながっても混み合ってるのでそのまままつかおかけ直しくださいというテンプレが流れるだけで、仕方なく、連休明けまでまってみました。案の定、やはりつながりません。そこで、法人カードですので「法人デスク」という窓口に連絡したところ、カードのステータスとしてやはり「不正利用があった」、「回答は覚えがない」、「一時的に利用停止にしている」というところまで教えていただけました。
ここからが問題ですw このカードの不正利用についての詳細はセキュリティデスクからの連絡があるようで、その連絡予定が「18日」になっているということなのです。その理由は「不正利用がすごく多発していてその対応に追われている」かららしく、電話が全くつながらないのものうなづけるという感じです。ちなみに、セキュリティデスクへの連絡は「電話以外」の選択肢がないのですw あとは、先方、セキュリティデスクからの直接的な連絡を待たないかぎり事態の打開はできないという感じです。
ところが、会社の法人カードで様々な経費の決済もカードで行っているので、カード利用が停止されたままだと非常にまずいわけです。買い物であれば、ほかの決済手段でもいけますが、電気や電話などもカードに紐づけてるので、こちらは支払いができないという状況を作るのはまずいわけです。
そこで、電気や電話などについてクレジットカードが使えない場合の支払いについての問い合わせをおこなっていますが、これがまた連絡がつきませんw そんな中、NTTについては「チャットサポート」で対応いただけました!かなり助かりました。
この手の「サポート」がチャットやAI化してきているわけですが、比較的定型なやり取りであればよいですが、そうでない場合、なかなかサポートにつながらないという現状は、人手不足の中、これからも益々増えていくと思われます。
さて、対応の結果ですが、電気も電話も、まずは一旦クレジットカードで支払いを立てるようで、それが認証できない場合には「請求書」の郵送で対応という形になります。ですが、最近では請求書発行は有料ですので、その部分の負担は別途必要になります。
その後、クレジットカードの番号変更などが措置としてある場合には、すべて、登録しなおしということになります。なかなかメンドクサイ話しです。