今年3月15日に丸岡城下すぐに、「マチヨリマーケット」というものがオープンされました。
「現存天守12城」の一つ「丸岡城」は、東尋坊と永平寺、勝山の観光ルートの途中にも位置し、福井県嶺北の観光資源としては大変重要です。丸岡城には観光客のための食事処や休憩所があったわけですが、老朽化と、なにより規模が小さいこともあって、インバウンドも含めた観光客の受け入れという部分では課題もあったようです。そこで、新しい観光拠点として、この「マチヨリマーケット」が建設されたという感じです。この施設周辺には、「一筆啓上 日本一短い手紙の館」や「ふれあい広場」などもあり、丸岡城を中心とする散策コースとしてはもってこいな環境です。ちょっと地図をアップしておきます。
さて、3月15日にオープンして以来、実は何度かここを訪れてみたのですが、「新しもの好きの福井人」からなのでしょうか、休日はほぼ駐車場に車を停めることができないくらいの人出で、前を通っても断念するっていう感じでしたwww 2カ月経って、いくぶん落ち着いたかなと思ったので先日いってまいりましたw


外観はお城の屋根のイメージを踏襲するような三角のむくり屋根です。全体の構造は鉄骨のようですが、意匠材として木の屋根化粧垂木を魅せているデザインです。そして、この化粧垂木が、室内側の天井空間の意匠性でも使われています。


壁なんですが、福井では「笏谷石」が取れる採掘場が多くあり、昔から建物の基礎石や、玄関土間の仕上げなどにこの「笏谷石」が使われています。実は丸岡城の屋根瓦は、この「笏谷石」を加工してつくられています。

そして、画像ではあまりわからないかもですが、壁が真っ直ぐ垂直につくられておらず、城の石垣をモチーフとしていて、斜めに台形につくられているのです。これはずいぶん手間がかかってるなぁと思いました。施設全体は、それほど華美で高級な材料を使っているわけではありませんが、トイレの壁などは、クロスとかダイノックシートなどではなく、塗装による仕上げでした。正直、勉強になりました。最近の内装塗料には消臭効果のあるものもあって、手触りも塗装というより、塗り壁のような手触りになります。
さて、当然この施設には軽食もできるカフェがあります。「丸やcafe」さんです。



ドリンクだけでもよいのですが、お城を歩き回っての休憩であれば、ちょっとした軽食や、ケーキなどで一服されることをお勧めしますw デカフェコーヒーとカフェラテとチーズケーキをいただきました♪

「デカフェコーヒ」と「古城ブレンドコーヒー」の違いがあまりわかりませんw デカフェなんで、デカいカフェという意味なのかとも思いますが、ラテもたっぷりでしたのでよくわかりませんwww


カフェからはお城を見ることができますが、建具枠がちょっと邪魔になるのが気になりますw 建枠は仕方がないとして、横枠をなくすような工夫はできんかったのかなぁとも思います。囲炉裏をイメージしたカウンターもあります。この家具イメージはなんとなく他でも使えるかも!な感じです。勉強になりました。
さらに、施設には丸岡城の城としての資料も公開しているお部屋があります。









笏谷石の瓦の展示もありますし、嶺北北部、坂井市(三国、丸岡)の観光案内と、江戸時代の丸岡藩の様子なども含め、VRによる映像展示があります。これ、意外と作りこまれてるので一見の価値ありです!
皆さんも是非一度お越しくださいませ~