2020年にご縁がありまして、株式会社シアターハウス様の新工場・事務所・倉庫の建設工事を弊社にて設計施工で請け負わせていただいた際に、同社、吉村明高会長がご考案なさった「井水利用による水冷システム」を施設全体の空調システムとして設置した経緯がございます。このシステムは、井戸水を利用して施設全体の空調の底支えを行うもので、年間を通して一定水温である井戸水の性質を利用して室内の空気の熱交換を行おうというものです。
システムの説明などについては、私どもが説明するよりも、吉村明高会長がお書きになったNOTEにて開発の経緯、システムの内容など詳しくかかれていますのでそちらをご参照ください。
【吉村明高会長のNOTE】
この水冷システムを利用して2023年、食品加工工場及びロジスティクス施設を「木造建築」により新築させていただきました。弊社関連会社である有限会社FTKlabのYoutubeチャンネルでは、水冷システムの根幹である、アルミフィンの構築について動画公開しております。
この動画でのロジスティクス施設は、昨年の猛暑においてもエアコン設置なしで、おおよそ25度から28度をキープできており、消費電力量における省エネ性については凄まじい効果があったとご評価いただいております。また、その成果を猛暑特集をされた地元メディアでも取り上げられた経緯がございます。
2023年3月16日に、株式会社シアターハウス様と福井県工業試験センター様との1年間を通じて、効果検証をつづけた結果の発表会が行われました。
報道等により、現在、複数社のお問合せ、導入検討のご相談をいただいております。暑くなってからの導入では間に合いませんので、秋から春にかけての導入をお勧めしております。