お店や工場、倉庫などで、すでに設置されている出入口が自動ドアになったらいいなぁというご要望に、できるだけ安価でできないか?をイロイロと検討していて、ようやく発見したアイテムをご紹介します。
「後付け自動ドアかいへい君」
【既存の引き戸・開き戸をそのまま簡単に自動ドアへ|株式会社アイ・エス・ティ】
というものです!
そもそも自動ドアというのは、戸自体が特殊なわけではなく、その戸を開けたり閉めたりするための「装置」があるかないかだけだと考えてもらったほうがよいかもしれません。ですが、この開けたり閉めたりする「装置」というのが大きかったり、最初っから組み込まないと取り付かなかったりするわけで、今使ってる戸の自動ドア化をあきらめる原因というのはココにあります。
画像では、一般的な自動ドアを新設するときの、その装置の取付状態ですが、仕組みとしては簡単で、「ベルトコンベアのようなもので戸を動かす」ためのモーターなどが仕込まれたものが鴨居のところに取り付くというだけの話しです。このモーターを制御するために、例えば人感センサーで自動的に開かせたり、赤外線センサーで人が近づいたら開く、といった感じで設定するわけです。ということは、この装置さえ手に入れれば、今使ってる戸の自動ドアはできる!ってわけですが、大きさなどの問題もあったり、また、重い戸は動かせなかったりして、しっくりくるものがなかったのです。
この画像は、店舗で和風の出入口戸なのですが、お客様の出入りが激しく、どうしても手で開け閉めをすると取手に体重がかかったり、勢いよく閉めたりと、戸にかなり負荷がかかって戸車などの傷みが頻繁に発生していました。それで、画像の鴨居の部分にいわゆる半自動的なアタッチメントを使ってみたのですが、状況はかわらず、開閉にテンションがかかりすぎて結果として不便になってしまったのです。
そこで、「かいへい君」の登場です!
画像でも写っていますが、鴨居上部に、先ほど紹介したような「装置」がついております。白く見える金物が戸の上部についていますが、この金物がベルトコンベアで引っ張られることで自動的にドアが開閉するというものです。設置後の動作テスト中です。
今回は店舗に入るときには自動で、店舗から出るときはタッチスイッチでという構成にしました。反応エリアも幅、奥行き方向についてかなりの段階で調整できます。100V電源さえ持ってこれる状況であれば取付などはそれほど難しいものではありません。
また、「かいへい君」シリーズは、いわゆる引き戸だけではなく、ドアを自動開閉する装置もあります。
「かいへい君5」というものです。
出入口の自動ドア化にお悩みの際には、一度検討されてはいかがでしょうか?