古き良き ひな人形展

もはや3月なんですが、3月といえば「ひな祭り」です。でも、なんとなくですが、あまりTVなんかでは「ひな祭り」が話題にあがってない感じがしますw お雛さんを飾ることで子供の成長を願うっていうことで、3月は女の子、5月は男の子みたいなそういう区別も最近ではあまり歓迎されないのかもしれませんし、もとより、多段になるひな人形を飾る場所も、端午の節句ということで鎧兜を飾る場所もないってことから、節句のイベントとして何かを飾るということが廃れているのではとも思います。実際、私のところには子供が3人いて、女の子2人と男の子1人ですが、節句にひな人形を出して飾るとか、鎧兜を飾るなんてことは「ほとんど」ありませんでしたwww

ですが、飾ってあるのを見るってのはそれはそれなりに面白いものです。というわけで、今日は、「福井県陶芸館」で開催されている「古き良き ひな人形展」にいってきましたw

実は、本日までのイベントで最終日でした。会場は、「越前古窯博物館 旧水野家住宅」でした。

続き間の和室に所せましと飾られた「お雛さん」は圧巻でした。これらのお雛さんは、昭和40~60年のものが多いのですが、やはり日本の高度成長期のお雛さんということもあって、多段で豪華です。確かに、私の小さかった頃は、女の子の家で3月の頭の休日には「ひな祭りをする」ということで、友達で集まってワイワイした思い出がありますが、食卓としても使っていた8畳くらいの和室に、もはや部屋をほぼ占拠するような形でお雛さんを飾っていて、たくさんの子供たちとすし詰めになりながら、お菓子を食べて盛り上がってましたwww 多段のお雛さんは、昭和40~60年代ではなんとなく、当たり前のお雛さんだった記憶があります。今ですと、せいぜい三人官女までくらいで2段程度のこじんまりとしたものや、お内裏様とお雛様だけを飾ったりという感じです。ちなみに、私の家では、多段飾りのひな人形がありますが、メンドクサイので、お内裏様とお雛様しか出しませんw

さて、「古き良き」というフレーズですが、今の時代の方たちにとっては、昭和40~60年というのはすでに「古き良き」になるのでしょうけど、私としては、つい先日のことwな感じで、とても古きとは思えませんwww やっぱりそういうことを考えるのでしょうか、会場にはさらに古いお雛さんがありましたw

これは昭和30年代のようです。

昭和40年代と比べると、細かいアイテムが多くてなんとなくなんですが、飾るというより、もしかしたら、これで遊んだのでは?と思えるほどです。そして、これが昭和20年代です。

正直、戦後直後でこのようなお雛さんがあるというのは、相当裕福なご家庭であったのだろうと思いますが、多段ではなく、細かいアイテムも含め、やはり遊び道具ではなかったか?という印象があります。

そして、これが大正時代のようです。

これがすべてではないとは思いますが、それほど人形の数は多くありません。おそらく段数も3段程度だと思います。やはり高度成長期に一気に多段で豪華なものという趣向が強くなったのでは?という印象があります。

そして、現代版として平成のお雛さんとしてはこれが飾られていました。

現代風の住宅で床の間があれば飾れる大きさで、その幅はおおよそ3尺の床の間に合わせられてるかなという感じです。

さらに、お内裏様とお雛様のみのパターンもw これが一番しっくりくるのではないでしょうか?w

さて、このほかにも「変わり雛」の展示も多数ありましたが、中でも注目したのは、陶芸館ならではの「陶器製のお雛さん」ですw

中でもお気に入りになったはこれです。

実は、この陶器の変わり雛は販売もしているのですが、このお気に入りのものには値札がついていませんでしたw たぶん売り物ではないのでしょう。残念ながら、本日で終わってしまったイベントですが、こうして飾ってあるところに子供連れでお雛さんを見に行くというのもいいのでは?と思いました。

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