福井県立美術館にて「古代エジプト美術館展」が、7月20日(土)より開催ということで、今日、早速行ってきました!今回の展示も「写真撮影OK」ということで、画像付きでご紹介します。
古代エジプト文明と言えば「ピラミッド」が有名ですが、3千年にわたって続いた王朝での時の権力者の威光や、その時その時の暮らしぶりなどを表した「工芸品」や、死者の魂の復活を願って魂が戻ってきても困らないのように「ミイラ」として体を保管したりと、その内容は神秘的なモノが多いです。特に「神」を模したものは、まるでそうした存在が本当にいたのか?と思わせるような具体的な形をしています。
古代エジプト文明が神秘主義を重視していたのは、作られた美術品の数からも言えることですが、それらの作品が長い時間を経た今でも感じることができるのは、その作品に魂が入っているからでは?と思ってしまうくらい生き生きとしています。当時の人達が如何に「信仰」というものを大事にしていたか?な表れかもしれません。
また、古代エジプト美術品には、当時の司祭の様子や生活の様子なども「レリーフ」などに刻まれていて、中には「ヒエログリフ」という文字が刻まれているものもあります。
また建築的にも注目すべきことがあります。ピラミッドに代表される「墓」です。時の権力者の威光を示すためと言われていますがその技術はすさまじいものがあります。
そんな中、展示には「メイドゥム(マイドゥーム)遺跡調査」の展示がありました。
今回撮影NGでしたが、この遺跡の外観、内観を3Dスキャナでデジタルデータ化したものを映像として流しているのですが圧巻でした!一見の価値ありです!
さて、古代エジプト美術における最大の目玉はおそらく埋葬される際の「棺」や、その中におさめられている「ミイラ」ではないでしょうか?今回、ミイラについては撮影NGでしたが、棺は撮影OKでした。
古代エジプト美術の神秘的な部分に触れることができたひとときでした。皆さんも是非一度ご覧くださいませ。
◎古代エジプト美術館展
福井県立美術館
会期 令和6(2024)年7月20日(土)~9月1日(日) 会期中無休
開催時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)