坂井市龍翔博物館 ミュージアムdeイリュージョン

坂井市龍翔博物館では、福井県立こども歴史文化館との共催展として「夏の企画展 ミュージアムdeイリュージョン」が開催中です。

だまし絵で有名な「M.Cエッシャー」が坂井市ゆかりの「G.A.エッシャー」の五男であることから、龍翔博物館には常設として「だまし絵」の展示はあるのですが、今回は、夏の企画展として展示が拡充されたという感じです。G.A.エッシャーは、三国港の突堤の設計や、この龍翔博物館の前身の龍翔小学校の設計にも携わっている土木技術者として有名です。

さて、今回の企画展も撮影OKでしたw 館内の至るとっころに騙し絵が描かれてて、体感するのに写真撮影ができます。

これらは指定された撮影スポットから写真撮影することで、より一層、立体感が感じられます。ちょっと人物を入れての撮影はしなかったのですが、ご訪問の際には是非お試しくださいw

また、特別展示室では「錯視」を使ったいわゆる絵の展示があります。

見え方に個人差はあるとは思いますが、いくつかご紹介します。

像が浮いて見えたり、少し動いているように見えたり、渦を巻いているようにみえたり、傾いて見えたりと、目の錯覚を利用され、実際にかかれている絵とは違った見え方をする不思議な体験です。

また、透かし絵葉書もあって、こちらも面白かったです。

実は、建築的が施工技法にもこのような「錯視」を意識した施工をすることがあります。それは「天井」の施工です。天井は一般的な見た目としては「まっすぐ」張られていると思われますが、実は天井をまっすぐ張ると、中央部が「下がってみえる」ことがあります。狭い部屋はそうでもないのですが、広い部屋になればなるほど、まっすぐ張られた天井は中央部が下がって見えるのです。それを防ぐために、実は、部屋の中央部で、1~2cm程度、部屋が大きい場合には3cm程度、天井中央部をひっぱりあげるように施工したります。目の錯覚をうまく利用することで、見た時の違和感を防ぐという感じです。

ぜひ、みなさんも「錯視」の世界を楽しんでください。

◎坂井市龍翔博物館
〒913-0048
福井県坂井市三国町緑ケ丘4-2-1
TEL.0776-82-5666
開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
休館日  毎週水曜日(祝日の場合は翌日)
     年末年始(12月29日から1月3日)

タイトルとURLをコピーしました