キッチンやお風呂のリフォームというのはよく話題にあがりますが、ちょっと視点を変えて、普段使いのお部屋をもっと快適にしたいというご要望事例をご紹介します。
田舎の大きな住宅にはつきものの「応接室」です。冠婚葬祭などを自宅で執り行うことを前提としているような田舎の住宅の場合、和室を田の字に４つ配置し、戸襖で仕切り、仏壇を配置し、「座敷」として設えを構えるような間取りの構成をとることが多く、結果として、家人が過ごす部屋が建物の大きさの割に「ない」ということが多いです。その結果、「応接室」がリビング的なスペースになっていたります。
ご要望は、この部屋をもっと普段使いのお部屋にしたいということと、この部屋だけでも快適な温度環境で過ごせるようにしてほしいというものでした（田舎の住宅は、夏は割と涼しいですが、冬は強烈に寒かったりします）。
言い換えると、「省エネ性アップ」と、「居住性アップ」というものなのですが、次の画像のような工事を行いました。
床及び壁、天井への断熱材施工と、さらに、SDN-SHEETによる遮熱施工を「内側」に施し、内部の熱移動を止めるような工夫をしました。そして、
元々、ご趣味でもあった、映画などの鑑賞を規模は小さいながら、「ホームシアター」を設置してみました。完成後は、ほとんどこのお部屋に籠っていることが多くなったようです。作った甲斐があったとしみじみ思いました。
