前回のブログで話題にした、「ボタニカルマルシェ」と「フラワーグリーンフェア」の次に、三国の瀧谷寺(たきだんじ)に行ってきました。朝日町から丸岡町までいって、その次は三国町へという福井県嶺北縦断って感じですw
「瀧谷寺」は、国の重要文化財に指定もされている名勝ですが、歴史的にも時の権力者の保護、寄進を受けて保護されてきた寺院です。
福井では曹洞宗の永平寺が有名ですが、この「瀧谷寺」は、真言宗智山派の名刹で、永和元年(1375)に紀州根来寺学頭睿憲上人によって開創されたという長い歴史を持っています。また、寺院内の庭園は見事なもので、「瀧谷寺庭園」として国指定の名勝として選ばれましたが、「一乗谷朝倉氏庭園」や「養浩館庭園」よりも早く、名勝選定されたという経緯もあります。



本堂に向けての道のりは、石畳の参道を抜けていき、小高い丘を登るイメージで本堂に到達するのですが、その参道にはまず「総門」があり、その先がなんとも言えない趣の道が続きます。



登り坂の参道を行くと、山門である「鐘楼門」があります。この門も、重要文化財に指定されている建築物です。



本坊、本堂、観音堂、開山堂もすべて重要文化財に指定されている建築物です。参道を通る際に、拝観料を納めるのですが、これにより、本堂内部や庭園などを見ることができます。本堂の内部は写真撮影を禁止されていますが、外観や内部からの庭園撮影はOKです。
瀧谷寺庭園です。こじんまりとした庭園ですが、L字型に開けた縁側からみることができる庭園は、四季を通じて顔色を変えるようで、秋の紅葉の時期ではまた、色付き具合が違って見えるのでは?と思います。



本堂などの拝観を終えると、次は、「宝物殿」のほうに向かうことになります。

中には、時の権力者からの書簡や、鎧兜などの展示があります。また、開祖依頼の歴史資料も現存しているものの展示があります。もちろん、内部は撮影禁止ですw
一通り拝観を終え、帰りでの一枚の画像です。鐘楼門から参道をみたところですが、参道の一番突き当りに光が見えるような景色になっていて幻想的です。門を出ると俗世間に戻るという感じがします。

福井は嶺南は京都の北の入り口的なところでもあり、また、嶺北の三国という地は古くから海運港として栄えているところでもあり、また、さらに北には吉崎という一向宗の拠点もあって非常に仏教色の強い地域です。非常に多くの重要文化財に指定されている寺院も多いですので、すべてを廻りたいと思ってます♪