福井市の無料耐震診断の受付開始

福井市では耐震診断及び補強プラン作成に対してこれまでも補助金を出しており、昨年度は市民負担1万円で行われていましたが、能登地震を受けその補助を拡大し「市民負担ゼロ円」で行うように制度を変更しました。ところが、新年度がはじまる前より窓口である建築指導課への問い合わせが多く、160軒もの数の問い合わせがあったようで、急遽「抽選方式」となりました。

4月1日に、以前から計画されておりましたお客様の「耐震改修工事」の補助申請に、朝一番から参りましたが、すでに窓口では耐震診断及び補強プラン作成の補助に対する抽選申し込みで窓口はごった返していました。このもようをFBCニュースが取材しており、夕方のニュースではトピックとして取り上げられていました。

能登地震では福井でもおそらく近年では一番揺れた地震でしたので、それだけ不安や心配が広がっているのが現状でしょう。ですが、冷静に考えてほしいのですが、旧耐震の建物が耐震診断を行うことで問題がないとされる可能性は「ほとんどない」のです。安全かどうかを評価した場合、その評価基準はあくまでも新耐震基準にのっとって行いますので、旧耐震基準の建物がクリアできることは9分9厘ありません。そもそも想定している水平力が違います。ですので、この無料診断での「耐震診断及び補強プラン作成」は、あくまでも「補強をするのであればどの程度の補強が必要なのか?」ということを目的とすべきなのです。何度もいいますが、安全であるという判定はまずでません。

この点をご理解の上、補助の抽選に申し込んでいただければと思います。



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