2025年2月9日のFBC放送「ワイド&ニュース おじゃまっテレ ここが知りたい」のコーナーにおいて、「能登の教訓 福井で備えを 古い住宅 耐震対策が重要」と題しまして、特集が組まれました。能登地震から1か月ということで、防災意識向上という側面から木造住宅の耐震性に関することを話題にしての放送となりました。
番組では、地域での防災セミナーのことや、参加された方へのインタビューに始まり、木造住宅の耐震診断のもようを取り上げ、実際の住宅所有者さんのお話などが放送されました。取材当日、たまたま私どもが耐震診断する現場がありましたので、そこでTV取材となりましたが、お客様も快くご承諾いただきまして、取材もかなりスムーズにすすんだようです。
ほぼ半日にわたっていろんな取材を受けましたが、時間の都合上、使われたのは1分少々でした(笑)。でも、地震に対する防災という面では、耐震診断や耐震改修だけが重要ではありません。あくまでも、それらは、防災手段の一つにしかすぎません。
番組で取り上げられていた「水道管の耐震管への取替」などは、今回の能登地震の被災状況を見れば、未だに断水復旧できないところがあることを鑑みれば、その必要性、重要性は自明の理です。建物が問題なくとも、ライフラインを寸断されることで生活基盤が成り立たなくなるのでは、生活そのものができません。
防災意識を高める第一歩は「今を知る」ということだと思います。
・住まいの耐震性のレベルはどの程度か?
・自宅に備蓄物がどの程度あるのか? 非常持出品は確保できているのか?
・地域あるいは町内会レベルでの備蓄・防災計画はどうなのか?
・家族の安否連絡体制は打合せ済みか?
などなど、いくらでも対策を考える上で、「今どうなっているのか?」を知るべきことはいくらでもあります。皆さんも、いざという時の対応を準備されることを強くお勧めいたします。
放送内容が、FBC 福井放送公式チャンネルで公開されました。7:47くらいからが耐震化についての報道です。