2024-02

設計施工

2025年建築基準法大改正(その4)(終)

その3に続きます。 前回は、確認申請における審査項目が省略されていた現行法が、その省略の一部が省略された場合、実際の施工で実施される「完了検査」で求められる資料提出の幅が大幅に広がり、審査省略にならされてしまっている監理者では、経験不足など...
設計施工

2025年建築基準法大改正(その3)

その2に続きます。 前回は、具体的な審査省略項目を挙げ、住宅レベルでは「構造的な部分」については、ほとんど審査省略されていたことを述べました。ちゃんと設計されていれば、審査の有無に影響されることなく、きっちりと設計者が安全性を担保した設計を...
設計施工

2025年建築基準法大改正(その2)

その1に続きます。 前回は、大改正により「確認申請」の審査が抜本的に変化し、これまで審査省略されていた部分の審査省略されなくなったことにより、特に、「木造2階建て住宅」に代表される小規模な建築物での「確認申請」時点の混乱が予想されることをご...
設計施工

2025年建築基準法大改正(その1)

2025年4月より、改正建築基準法が施行されます。これまでも法律の細かい枠組みや規定などでの改正として実施されてきましたが、おそらく、今回の改正は、業界全体を揺さぶるレベルでの「大改正」となると予想されています。以下の画像は、国土交通省から...
設計施工

「山に生えている木」を使って建築できないの?

非住宅である施設建設を木造とする場合、使用する木材にいわゆる、天然木材として山に生えている木を伐採して乾燥させたものをそのまま使うことができない、という主張をする建築士がいます。さらにおかしなことに、住宅はかまわないが非住宅ではNGであると...
その他

道の駅 親不知ピアパーク

新潟への出張途中で「道の駅 親不知ピアパーク」に立ち寄りました。 出張の道中は、できるだけ「道の駅」などの公共施設に立ち寄り、その施設をしっかりと見学することを心がけているのですが、この「親不知ピアパーク」は、海岸すぐにあって、おそらく季節...
その他

フォッサマグナミュージアム

新潟方面の出張があったので、糸魚川の「フォッサマグナミュージアム」に立ち寄って、日本の成り立ちなどを学んできました。 フォッサマグナとは、ドイツの地質学者エドモント・ナウマン博士(1854-1927)によって発見されたものですが、ラテン語で...
福井の家づくり

普段使いのお部屋だけを快適に♪

キッチンやお風呂のリフォームというのはよく話題にあがりますが、ちょっと視点を変えて、普段使いのお部屋をもっと快適にしたいというご要望事例をご紹介します。田舎の大きな住宅にはつきものの「応接室」です。冠婚葬祭などを自宅で執り行うことを前提とし...
設計施工

「非」住宅の木造化 その5(終)

その4に続きます。 「非」住宅の木造化は、300㎡内外の小規模な建築物で、かつ、低層な場合は比較的構造計画がしやすい反面、それ以上の大きさになると確実に構造躯体の耐力を含めた「強度」の検証が必要になります。また、構造躯体の耐力においても、そ...