新潟方面の出張があったので、糸魚川の「フォッサマグナミュージアム」に立ち寄って、日本の成り立ちなどを学んできました。
フォッサマグナとは、ドイツの地質学者エドモント・ナウマン博士(1854-1927)によって発見されたものですが、ラテン語で「大きな割れ目」という意味だそうです。どこの割れ目かというと、糸魚川~静岡構造線を西、新発田~小出構造線と柏崎~千葉構造線を東とした部分の一帯を指します。
この溝は元々は海であったところで、そこにあった海底火山が噴火したり、様々な土質の層が堆積し、現在の姿をつくっていったということで、その地層には古代の海洋生物の化石が多く採掘されることや、有名なのは「翡翠(ヒスイ)」です。翡翠は、火山の熱などによりある一定条件の環境化で長い歴史の中で作られたもので、それは自然が作り出した奇跡の美しさと言えるでしょう。
館内ではそうした火山の活動による鉱物、鉱石の展示などの紹介や、化石の展示などもありますが、どうしてそのようなものが作られたか?という詳しい説明のもと開設されています。
また、日本の成り立ちとして大陸プレートの移動と、火山の活動などにより現在の形になったという「成り立ち」の解説などもあり、やはり、日本は「地震大国」であるという認識を今一度もちました。
翡翠は、大きなものから小さなものまで販売もされています。お土産として、翡翠のお守りを買って帰りました。皆さんも、北陸の観光応援として一度訪れてみてはいかがでしょうか?