令和6年度木造住宅耐震改修工事の補助が拡充されます!

「令和6年能登半島地震」を受け、福井県では令和6年度の木造住宅耐震改修工事に対する補助が拡充される方向で検討されていることが報道されました。

これまでの補助は、県及び市町の予算で決まっておりますが、以下の通りです。

福井県ホームページ 「木造住宅の耐震化に関する補助制度について(最終更新日 2023年4月3日)」より

補助上限額はおおよそ「120万円」でした。また、補助率(実際にかかる耐震改修工事費に対する)は80%でした。これが、報道によりますと、令和6年度には、

補助額30万円アップ! → 最大150万円
補助率20%アップ → 100%


となります!これは、過去最大の補助となります。能登の地震を受け、旧耐震基準の住宅倒壊が顕著であったことで、補助事業の拡大はある程度予測はしておりましたが、正直なところ、その予測を大幅に超えております。

補助額等がアップされることは歓迎されるべきことですが、それだけ、能登の地震から倒壊建物による人命被害、さらに、社会的損出が大きいということが明らかになったわけですから、地方公共団体も、これまで以上に本腰を入れたということになります。

また、これらは「改修工事」に対する補助ですが、福井市においては、耐震診断費の無償化を発表しています(これまでは住民1万円の負担)。

昭和56年6月以前に建築された住宅にお住いの方で、まだ耐震診断を受けておられない方は、どうか耐震診断をお受けになり、補強プランの作成を行うように、各市町にお問い合わせください。お問い合わせ先は、先の画像の窓口にお願いします。また、福井県では、「福井県木造住宅耐震改修事業者の登録名簿」を公開しています。

ここより、お近くの設計事務所、工務店のほうにご相談されることもできます。また、すでに耐震診断及び補強プラン作成を受けている方には、是非、今回の改修工事に対する補助が拡充されることを大いに利用して、耐震改修工事を行うことをお勧めします。なお、その際、補強プランを作り直しすることもできますので、ご相談いただければと思います。

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