朝倉氏遺跡復元街並

朝倉氏遺跡は国の特別史跡・特別名勝、出土品は重要文化財に指定されています。また、観光名所としても福井を代表する場所にもなっています。

出土品などを展示する「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」もリニューアル後に大盛況で、休日など県内外からの観光客を迎え入れ賑わっています。

さて、そんな中、朝倉氏遺跡には戦国時代の朝倉館周辺の街並みを復元した「朝倉氏遺跡復元街並」という施設があります。ここで、当時の建物の様子を復元したり、遺構を保存したりして公開しています。

家臣である武士の暮らしぶりの復元もありますが、いわゆる城下町としての町人の暮らしぶりの展示もあります。

暮らしぶりということで、例えば「トイレ」がどうだったか?という復元もあります。当然、水洗ではありませんので、いわゆる「肥溜」となっていて、それらが肥料として使われていたわけで、こうなると「風水」という家相もある程度理にかなっている部分もあるんじゃないかな?と実感してしまいます。

また、復元街並は当時の様子を再現しているのですが、実は、朝倉氏遺跡においては、以下の画像にあげるように「側溝」の整備がなされていたのです。

これはかなり土木的な知識や経験、そして工夫などをちゃんとした技術として持っていた証で、朝倉氏遺跡周辺の都市としてのレベルがうかがえる証拠です。

また復元街並内では、ちょっとしたイベントも行っています。この日は「ふうりん」の展示がありました。

そして、たぶん休日限定だとは思いますが、この復元街並の中を当時の衣装を着て歩くこともできる「戦国衣装着付体験」も開催されています。

甲冑を帯びた武者姿や着物の女性になれるなど、衣装をまとってあるくと、タイムスリップしてしまうのではないか?と思ってしまうくらい没入感が激しいですwww

というわけで、戦国時代に一地方勢力として繁栄した朝倉館周辺。こうした復元街並などもあり、また、領主の朝倉館跡などを散策することで、歴史に触れることができます♪

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