「金津創作の森」で開催中の「淺井裕介展 星屑の子どもたち」を見てきました♪
淺井裕介さんは、土や石、水、テープなど身近な素材を使って、「あらゆる場所」に絵を描くという作風の方です。「身近な素材」と「あらゆる場所」というのがすごく興味深かったので、是非見たいと思い行ってきました♪ 最近の展覧会は撮影OKのものが多いのですが、今回も撮影OKだったのでブログに載せたいと思います♪
会場入ってまず目を引いたのはこの作品です。
この特徴的な絵は、いわゆる「絵の具」をつかっているのではなく、「土」なんだそうです。それを水で溶いて描く「泥絵」なんだそうです!
自然に注目し、それをアートにするというスタンスは、これにも現れています。そして、絵だけではないのです。
これ、粘土を握っただけのものなんですが、おがくずが敷き詰められている上に置かれていると、なにか、虫のようなものに見えます。もちろん触れますw というか、触らせることが目的の作品です。
自然素材を使って形づくるという点では、土で絵を描くだけではなく、粘土や枝、石をつかってイメージをつくりだすことも。自然と向き合う作風の方は多いですが、なんとなく、「とことん突き詰めて自然と向き合ってる」という印象を持ちました。そして、圧倒的な迫力のあった作品がこれです。
絵の上を人が載ってますよね?「足の裏で絵を感じてほしい」ということで、靴をぬいでこの絵の上を歩いてということなのです。そして、とても面白かったのが次の画像です。
これ、木の枝を薄暗い展示室の壁につけてあるんですが、良ーく見てください。
木の枝を作品の一部として、壁に絵がかかれています。薄暗いので普通にみてもなかなか見えないのですが、スマホの写真撮影でようやく何がかかれているのかがわかるくらい、謎な絵ですwww 展覧会の準備段階で、実際にその場で描かれたようですwww 大胆かつ大きな作品から、こうした小さな作品まで、何かの構図を教科書的に考えるのではなく、感じたまま、ひらめきをそのまま形にしてるんだろうなぁと感じました。
建築も当然、型や定石はありますが、そういったものにとらわれるのではなく、それらを踏まえた上で「自由な発想」がなければいけないとなんとなく思い直した時間でした♪