明日、令和6年9月4日から5日まで、福井県産業会館で「フクイ建設技術フェア2024」が開催されます!
今回、弊社子会社の「有限会社FKTlab」が「遮断熱材SDN-SHEET®」を主軸として、夏場ば暑熱対策をメインとした省エネ技術のすべてを展示することになりました。今日は、前日のブース設営ということで行ってきました。
今回の展示会では、有限会社FKTlabが、株式会社シアターハウスの吉村明高会長の考案した「井水利用による水冷空調システム」をシステム化させた、「GROUDWATER COOLING SYSTEM(以下、GCS)」を発表します。畜舎、鶏舎などの農畜産関係の建屋に対する夏場の空調システムとして、ランニングコストを極端に抑えることに成功した「水冷空調システム」ですが、今回の発表の目玉は、そのシステムを完全にパッケージ化することに成功し、部材パッケージとして供給することを可能にしたことです。
この井水利用による水冷システムは、福井県工業試験センターでの株式会社シアターハウス工場の新築時点で実証検証が行われており、効果についてはすでに実証済みです。
このシステムは井水を汲み上げるポンプに電気を使うだけで、熱交換のための電気は全く使わないので、「電気をほとんど使わない空調」として運用することができます。また、建物をSDN-SHEETでくるむように施工することで建物が魔法瓶のようになることから、外界からの赤外線侵入による温度変化を極端に抑えることになり、電気によるエアコンを使ったとしても純粋に空気に対する熱交換だけを考えればよくなることから、相当な省エネ効果が期待できるものとなっております。
この点については以前のブログテーマで「福井県カーボンニュートラル推進企業」として表彰を受けたことも話題にしております。
厳しい暑さはもはや当たり前にくる時代です。電気代を極端に抑える空調システムとしてご注目ください。