古民家カフェ 平泉寺

ちょっと自分の中でマイブームな「古民家カフェ」なんですが、今回は、勝山市の平泉寺にある古民家カフェをご紹介します。まず、平泉寺とは、「平泉寺白山神社」として、白山信仰の越前国の拠点として、泰澄によって717年に開山されたと伝えられています。詳しくは以下のHPをご覧ください。

今回ご紹介する古民家カフェは、この平泉寺白山神社のすぐ近くにある集落の中で、2024年8月にオープンしたばかりの、「ROKUSAI (鹿柴)」というカフェです。

特徴は「抹茶」を主体とするメニューで構成され、抹茶の緑を使った「苔玉」をあしらったチーズケーキと、抹茶やほうじ茶などのラテ、ほうじ茶、和光茶、玉露などの「和」のお茶をセットにしたものです。

建物の外観は、あまり意匠的な手を入れずに昔の佇まいをそのまま残されています。

玄関アプローチのステップも、昔の尺谷石で積まれたものをそのままに使っていますし、玄関には「杉玉」も飾られていますが、これが後ほど紹介する苔玉チーズケーキのモデルになっているようです。

玄関を入ると、古民家独特の大きな間取りの構成になっていて、生活の場であった囲炉裏と板の間が広がっていました。そして、カフェのカウンターにあたる場所をこの場所に設け、抹茶はこのカウンターで点でるようです。客席は畳席ですが、カウンターの後ろ側の続き間を開放して、その場所としています。

客席は昔の座敷をそのまま使っているのですが、余計な手を入れるようなことはしていません。今では貴重なすりガラスなんですが、装飾が施されています。また、欄間の指物は、先日、小浜の三丁町でみたものと同様でした!これらの装飾が、元々あったものか、それとも、古民家として整備するために他から移設したり、新たに製作したものかはちょっとわからなかったのですが、「客間」としての設えでは最上級なものであることには間違いありません。

さて、注文したメニューですが、

こんな感じです。うれしいのは、抹茶ラテを他所で頼むと必ずシロップがはいって甘くなるのですが、この「ROKUSAI (鹿柴)」カフェでは、甘さの加減が選べて「砂糖なし」の設定もあることです。ミルク分の甘味だけでも十分に抹茶の渋みを緩和することはできますし、糖分を制限している人にはありがたい設定ではないか?と思います。

さて、お客さんの入りはたいへん多く、遠方より車で来られる方も多いようですが、このカフェがあるところは平泉寺の集落の中で道路も結構狭いので、このカフェへの出入りの車のすれ違いもやっとな感じです。駐車場はカフェに併設されてはいますが、台数もそれなりなので、駐車場が満杯になると集落の道で立ち往生しちゃう感じです。平泉寺への参拝のついでに立ち寄るなどの工夫をして、参拝者駐車場などに停めて徒歩でお店に行くことをお勧めします。

ROKUSAI(鹿柴)
〒911-0822 福井県勝山市平泉寺町平泉寺56−32

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