というわけで、以前のブログテーマでもアップしました「PCのトラブルは突然やってくる」ですが、原因などを突き詰めていたところ、一つの結論に達しました。現象としては、マシン起動中に、いわゆる「プチフリ」のように動作が固まるというものでした。
デバイスマネージャーから、使用しているOSがインストールされている「SSDドライブ」のプロパティを確認し、ポリシーというタブのところに、
「デバイスの書き込みキャッシュを有効にする」
というのがあります。
トラブルが起きる前日ですが、このチェックボックスを「OFF」にしました。定期的にマシンのメンテを行うのですが、その時、書き込み遅延で作業中のデータが消えることを懸念してOFFにしたのですが、これが完全に裏目に出たということです。
ディスクドライブに対するハード的なポリシーは、そのストレージの形態によって原則デフォルトの設定が自動的になされます。例えば、USB接続による外付けドライブなどですと、
クイック取り外しがデフォルトで設定されています。これはキャッシュを無効にすることで、例の「安全な取り外し」を使用しなくてもUSBケーブルの抜き差しができるというものです。内臓のSSDなどのストレージの場合には、物理的な抜き差しをするわけではありませんし、ノートPCで運用している場合は、バッテリーがよほど弱っていなければ、仕事中に電源が消失してもシャットダウンできるだけの時間、つまり、キャッシュしているデータを書き込みに行く時間はあるので特段デフォルトの設定をいじる必要はないわけです。
デスクトップパソコンで、無停電電源装置から電源供給していないのであれば、正直、書き込み時のキャッシュがONになっていることで問題が発生するリスクがありますが、正直、業務で使っているマシンに、今時、無停電電源装置をつけていないというリスク管理はいかがなものか?と思います。実際、安いですしw
さて、今回、SSDなどのストレージの物理的な問題の確認でちょっとしたソフトを利用しました。まぁ、たぶん、テッパンのツールだとは思いますが、紹介しておきますw
◎MiniToolポータブルパーティションマジック
「MiniTool パーティションマジック」をインストールせずに、USBなどに展開して使うことができるポータブル版です。有料版はデータの復旧などもできますが、ドライブの確認などは無料で使えます。「サーフェイステスト」というのを行うことで、不良セクタなどの存在がわかります。CHKDSKでもいいですが、その他の機能もあるのでもってると便利かも。
そして、このブログを書いている時点で重要なことは、WINDOWS11についてのメディア提供は「23H2」が行われていません。
ここからメディア作成ツールを使ってOSのインストールメディアを作成すると、「24H2」となりますので、現状で使っているOSがまだ「23H2」であれば、上書きインストールなどで対応すると、マシンの環境によっては「嵌る」ときがあります。そこで、自分の環境でOSのISOメディアをつくることができるサイトを紹介します。
情報を教えていただいたサイトには、詳しく手順が書かれていますので、ご参照くださいませ。