来年度も同様な補助金事業が予定されていますが、「子育てエコホーム支援事業2024」に関しては、申請審査期間がすごく長く、弊社で提出している案件としては、2024年11月8日に提出したものが、未だに交付決定しておりません。
申請には様々な書類の添付が必要なわけですが、実際の現場を見ての審査ではありませんので、当然、写真や納品書だけで判断することもあって、書類の不備による「不備訂正」というのは確実についてくるようなものです。
不備の指摘としては、記載事項、特に住所などの書き間違いから、写真で判断が付かないといったものまで幅広く、一応、指摘内容がコメントとして記載されて連絡があるのですが、機械的に出されているようで、具体的に何をどう修正すればよいかがわからない、あるいは、何をもって不備としているのかが理解できないといったこともあり、訂正を終えて再度提出するまでに時間がかかることもございます。
また、それらを問い合わせるのに、結果として電話で直接説明を受けたほうが早いということもあり、事務局窓口に電話するのですが、なかなか繋がらないので、結果として対応が遅れることもあります。ですが、弊社では、不備訂正の指摘があれば、訂正依頼の連絡がメールできて24時間以内に対応、再提出するようにしているのですが、そこからがすさまじく長いです。
例えば、11月8日に提出した申請に対する「不備訂正依頼」が12月23日10:21に届いたのですが、12月24日08:29に修正申請をしました。そもそも、11月8日の提出から1か月以上経ってから不備訂正の連絡があるわけですので、最初の審査で如何に時間がかかっているのかというのは容易に想像がつきます。
まぁ、不備の資料を提出する方が悪いわけですので、「迷惑をかけている」ということで、そこをあえて問題にすることはダメだとは思いますが、先日以下のようなメールが事務局から届きました。

このメールだけを読むと、「最終の不備訂正の期限」は1月31日までってことが第一番で、もう一つ、
「2025年2月1日以降で、新たな不備の発生等、全ての不備を解消できなかった申請」
という記載があるため、この一文が何を意味しているのか?がちょっと理解できなかったのです。31日までに不備訂正の申請を行って、2月1日以降でその不備が解消できなかったり、新たな不備が見つかったりしたら、申請が却下されるのか?とも読めます。
ところが弊社のように、すでに不備訂正を提出しており、その結果待ちとなっている会社さんは、どうなるんだろう?っていう疑問が残るところです。ところが、以下のようなメールが17日に届きましたw

前回のメールでは誤解もありますし、そもそも、不備訂正を提出している物件に対して、再度の不備訂正依頼がある場合にどうするのか?で、結果として、連絡なしで申請そのものを却下とするとなりますと、事実上、この補助金をお客さんからの支払い額の一部としている場合などは、補助金がもらえないということになりますので、大問題です。
このお詫びのメールを読みます限り、
1.17日時点で、新たな不備訂正依頼は発出していること
2.追加の不備訂正があったとして極々小さいものであること
となっており、かつ、新たな不備訂正については、14日間の期間を別途対応期間とするとされておりますので、少なくとも現時点で、不備訂正依頼のメールが届いていないということであれば、不備はなく、決済待ちになっているという解釈ができます。
というわけで、11月8日に提出した案件は、ひとまず問題がないんだろうということで安心しました。
さて、来年度もすでに同様な補助金を継続することは閣議決定されておりますが、システムが抜本的に変わるということはないと思いますので、来年度も相当な時間がかかるものと覚悟する必要があります。また、申請を出す側として、今一度、何が不備になるか?という部分を経験したものを踏まえ、書類作成に活かすなど対応が必要だと思います。
このほか、窓リノベや給湯器の補助もありますが、こちらのほうは、単発のものですので比較的審査も早いです。この子育てエコホーム支援事業は、新築、リフォームと多岐にわたる工事内容を網羅しておりますので、どうしても審査内容が個別の案件への判断や審査になるため時間がかかるのだろうと推測しています。申請を出す際に、より通りやすい方の選択肢を選ぶなど工夫が必要かもしれません。