事務所で仕事をして、データを持ち帰って家で仕事をしたり、あるいは出張のために別のPCにデータをコピーして仕事をしたり、複数のPCでのデータ使用が当たり前になってきてますが、そういう運用をしている人はクラウドにデータをアップしてクラウドでデータを保管し、使うPCと同期するという形をとる人が増えているとは思います。ですが、CADデータを扱ったり、多様なデータを扱う場合、クラウドにデータをアップするとそのファイルの多さや大きさですごく利便性が悪くなるので、外付けSSDやUSB、SDカードなどでデータをやり取りするというのも普通だと思います。SSDの進化はすさまじいわけで、PCのSSDへの換装のタイミングで、元のSSDを使って外付けSSDとしてデータのバックアップなどで使うことも多いとは思います。
というか、これまで当たり前に使ってきたわけですが、ここ数日なぞのエラーに悩まされています。それは、
「いつの間にか、ファイルの書き込み権限がなくなっている」
というものです。例えば「A.TXT」というファイルがあるとして、これを事務所のPCで扱っていて、それをSSDに入れて自宅のPCにコピーして編集し、それをまたSSDに戻して事務所のPCにコピーすると、コピーはできているようなんですが、ソフトで編集して書き込もうとすると「書き込みできません」というエラーが発生するというものです(読み込みはできるw)。
このブログを読んでいただいている方は、「それ、もしかすると24H2の罠なんじゃね?w」って思われるかもですが、自宅も事務所も24H2ではないので、罠ってわけじゃないんですw で、書き込みできないファイルを調べると

こうなるべきところが、なんと、

こんな感じになってるわけです。これでも、使用するユーザーアカウントがAdministrator(管理者)であればアクセスできそうなんですが、エラーとなるわけです。ただ、この場合、
○○○○\Administrator
ですので、○○○○の部分がドメインやコンピュータ名なので、ここがドメインであれば事務所でドメインに接続せず、かつ、ログオンキャッシュが期限切れしていたりすれば、アクセスできないというのは、うなづけます。でも、外付けSSDであっちこっちにファイルをもっていくわけですので、ドメインとかコンピュータ名とか一々気にしたくないです。というか、普通はそんなことを意識してデータのコピーなんかしませんw
そこで登場なのが、「Authenticated Users」で、これは、そのコンピュータにアクセスがゆるされる認証済みのユーザーで、ドメインあるいはコンピュータ名以下のユーザーという意味です。これと比較すると「EveryOne」というのもあるんですが、こっちは認証済みユーザーではなくても、例えばGuestアカウントでもアクセスすることがゆるされてしまうわけで、リスクがデカいというわけです。
この、「Authenticated Users」がアクセス権に設定されていないファイルがあって、それがエラーの原因であることまではわかったのですが、なぜそれが欠落するのか?がわからないのです。外付けSSDに書き込む際にアクセス権が欠落するのか?というのも調べたのですが、外付けSSDに記録されているデータのアクセス権は問題なかったのです。
外付けSSDとの同期は、「ばっちり同期」というソフトを使ってます。
もしかすると、このソフトがコピーのタイミングでアクセス権を欠落させるのかもというのも否めません。いずれにしても、アクセス権が書きかわる理由を突き止めないとダメなんじゃないかなという感じです。