弊社は、城東テクノ株式会社が運営する、「しろあり保証1000 Jotoキソパッキン工法」登録店です。弊社における「しろあり」対策には、薬剤塗布による措置を原則として行いません(ただしフラット35等の要求仕様となる場合は除く)。薬剤塗布の効果は、ほぼ5年程度であり、10年以上の効果を謳う薬剤については、人体への影響も否定できないものです。
しろあり被害が発生する理由は、しろありが生命維持のための栄養源として「セルロース」が木材の主成分となっており、木材がしろありの「餌」として捕食されるためです。ところが、どんな木材も餌になるかというとそうでもありません。餌となりやすい木材は、一般的に、
・木材自体が柔らかいもの
・柔らかい部位の木材(辺材)
・湿度が高く木材自体の水分含有量が多いもの
です。従って、水廻りや外壁部分で発生しやすい部位で、しろあり被害が発生することが多いのです。したがって、しろあり被害を防ぐためには、これらの「餌にならないような措置」が重要な工夫となります。そのため弊社では、次のような設計を行っています。
・外壁部分等に使う木材は高耐久木材を使用する。
(土台はヒノキ、柱は杉など)
・床下の換気量を確実に行う。
(ただし、機械換気には頼らない)
・床を構成する構造材としての束に木材は使わない。
・床下の防湿コンクリート施工とする。
といった感じです。そこで、これらのことを実現するために弊社では、以下のJoto製の建材を採用することにより、しろあり対策を薬剤に頼らない設計としています。
○土台下で全周換気
Joto キソパッキンロング
https://www.joto.com/product/1-1/96
○床を支える束材として
Joto 鋼製束(YR束)
https://www.joto.com/product/1-4/233
○玄関、勝手口土間廻りの土台下へ
Joto 気密パッキンロング
https://www.joto.com/product/1-1/92
これらのJoto製建材を使うことで、薬剤利用を行わずとも確実な「しろあり対策」を施し、かつ、しろあり保証制度に登録することでさらなる安心のバックアップ体制を構築しています。