アルアルシリーズですw 以前ご紹介した「筋交いの欠損」ですが、またしてもか!という現場に遭遇しましたw

この現場では、運よく2階屋根裏に上がることができましたので、梁や柱の状況、さらに筋交いの設置状況を掴むことができました。

調査の結果は、こんな感じで筋交いが入っている状況でした。が!エアコンが取り付いていますので、これはもう嫌な予感しかありませんw もう、筋交いの欠損は「あるもの」として臨んだほうがいいわけですが、解体したところ・・・・

なんと、欠損がありません!

配管の穴をよく見ますと、柱と筋交いをギリギリで抜けて穿孔しています!これはもう、電気屋さんGJ!な世界ですが、取付の際のプレート設置のときにボードを少しいためて位置確認したのでは?と思えるほど正確な位置に穿孔されていました。丁寧な施工を見ると、それを引き継ぐ我々も背筋が伸びる思いです。
さて、2階の壁解体後には、1階の壁の状況を確認がよくできる状態になります。

特に、下屋(1階の屋根)がある場合にはその面で改修が予定されるのであれば、下屋裏を覗いて筋交いや梁の状況を確認することができるのです。2階については天井裏に上がれば全体を調べることが比較的容易にできますが、1階については天井裏に上がれるところは少なく、あったとしても軒近くだと懐もなく顔を突っ込んでも目視確認できないことが多いのです。
今回も見つからなかった筋交いなどを見つけることができました。すべてではないにしろ、再確認できた場合には、その結果を診断と補強プランに反映させていきます。従って、当初の補強プランのままで最後までゴールできるということは正直確率として低いので、確実に施工内容の変更は「あるもの」として工事に臨まなくてはいけません。
この、改修工事中のフレキシブルな対応ができるかできないかは、改修した結果に直結する重要な要素であり、現場で次々と変更の判断をしていく必要がありますから、単に壁を強くするだけの手法を知っていたところで役に立たないことが多いのです。臨機応変に現場状況で判断を変更していくには、それなりの経験と納めの工夫を理解しておかなければいけないのですが、そういった情報は、残念ながらテキストには書かれていませんw
調べられるチャンスがあれば、再調査を躊躇せずに行うことが改修工事では重要なのです。



