ラジ+(TAS) 2026/5/27

5月27日は、ラジ+(TAS)にて第4水曜日にお送りしている弊社ラジオコーナー「福登建設の快適家づくり研究所」の放送でした。

今日のテーマは、「耐震性を考えた人」ということで、耐震性の評価方法を作り上げた「佐野利器」先生を話題にいたしました。墓石の倒壊を調査し、重さと揺れ(水平力)の関係を見出し、建物重量に対してどのくらいの割合の水平力が加わるのか?ということを考察し、誰でも簡単に地震の揺れに対して評価できる方法を考えた方です。

先生がお考えになったことは、建築物の重さに対してどのくらいの割合が地震力として作用するのか?ということをお考えになったのですが、この割合を当初「水平震度」と呼ばれていました。

このとき先生がお示しになられた割合は「0.1」でした。この「0.1」ということを論文発表したのが大正4年のことでしたが、そのときにはまだ法律的な部分ではこの論文の考え方を法制化していたわけではありませんが、あの関東大震災を契機に、当時の建築的法律であった「市街地建築物法」が1924年に改正され、世界に先駆けて建築物に地震に耐える構造計算(水平震度0.1)を義務付けました。

市街地建築物法はその後、「建築基準法」に変わりました。ですが、この「0.1」という数字は実は、「福井地震」による被害発生による建築基準法改正まで使われつづけました。福井地震を契機に改正された建築基準法では、この「0.1」が「0.2」に変更されたのです。

この「0.2」という数値は、現在では「標準せん断力係数」C0といわれていますものです。今日の耐震性の評価も元になっています。佐野先生がお考えになった「どうやったら簡単に地震力を想定できるか?」という発想が、今の建築の耐震性評価の原点であるわけです。

音源はコッソリ、アップしときます♪

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