不毛なべた基礎、布基礎論争 その4

その3につづきます。

ここまで「布基礎」の場合の説明をしてきましたが、「布基礎」にしろ「べた基礎」どちらも基礎なわけですので、上部構造の荷重をしっかり地盤に伝達することが役割です。さらにその伝達しているときに基礎自体の変形がないということ、また伝達した後の地面の変形がないということも必須です。そしてそれは風が吹いて建物がゆれようと、地震で建物がゆれようと、日常的に大量の荷物が建物の中に入ってこようと、雪が降ってつもっても、問題がないということが求められます。当たり前っちゃー当たり前ですw

「布基礎」では最終的に地面に荷重を伝達させるための役割が「フーチング」といわれるものでした。

では、「べた基礎」ではどのように地面に荷重が伝達されるのでしょうか?

かなり簡略化してかいてみたんですが、まぁ、こんなイメージですw

布基礎がフーチングで地面に力を伝達するのに対して、べた基礎の場合は、立上りの部分で囲まれた「面」で上からの力を地面に伝達させます。この図をもうちょっとイメージしやすいようにするために立上りの部分をけしますと、

こういうイメージになります。この図ですと、より、面で力を受けているということがイメージしやすいと思います。この面が、べたーーーーーっと続いていることから「べた基礎」という言い方が用いられます。

「半分壊してシリーズ」で写真があったのでアップしておきますw 一枚のべたーーーっとしたコンクリートを打設した直後です。

さて、その4からは「べた基礎」をディスるって申しましたが、こんなべたーーーっとした土間コンクリートをみると、布基礎よりも頼り甲斐がありそうですよね?w だってフーチングの幅だけでなく、べたーーーっとした面で力を受けるわけですからw

では、ディスっていく前に以下の図をご覧くださいませ。

これは、RC造の「床」の部分の概略図です。柱と梁で囲われた部分に「床」がのっています。床の上には人やモノの重さがかかっているわけですが、この床の部分のどこに重さがかかっても、床がその重さを面として受け、その受けた力を梁に伝えて、柱を伝って基礎へ伝わるわけです。もちろん基礎からは地面にその力を伝えるわけです。

この「床」の部分が、まさにべた基礎のべたーーーっとした土間の部分になります。同じです。一つ違うのは、床に伝わった力がそのまま地面に伝える役割になるということです。この土間を「耐圧版」といったりもします。布基礎のフーチングとは比べものにならないくらい、でかーーーーーい面です。面が大きければ、それだけ地面に作用する圧力(接地圧)は小さくなるわけですので、あんまり地面が硬くないとしてもいけそうな感じですw(実際いけますw)

つまり、べた基礎というのであれば、この「耐圧版」が命ってわけですが、この板状のものが割れたり、変形したりしない!ということを確認しない限り、安全な「べた基礎」とは言えません。

上のRC造の「床」の図で説明すると、この床が床として安定的になるためには、その床を支えるための梁がしっかりと床を支え、柱によって梁が保持され、力を基礎に伝達するという流れになるわけですが、べた基礎では床が耐圧版というのはわかりますが、この梁や柱に相当するものはどこなんでしょうか?

次回は、さらに深堀りしていきます♪

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