不毛なべた基礎、布基礎論争 その7

その6につづきます。

ここまでで「べた基礎」は、「べたーーーっとした土間の部分が命!」ってことは伝わったと思いますw 繰り返しますが、ここが割れたら接地圧を地面に伝えることができなくなりますので、極端な言い方をすれば、「布基礎のフーチングのデカいのがちぎれて存在している感じの基礎」でしかなくなります。また、布基礎は根入れがってフーチングの上には土がかぶるわけですので、抑え込む力も多少はありますが、べた基礎の場合、特に住宅で土間が地面に埋まっている事例はほとんどありませんw 鉄骨造などでかなりの重量物の場合には、べたーーーっとした土間の部分を埋めてしまうということもあるんですが(正直、これが本来のべた基礎だと個人的には思いますがw)、住宅の場合には床下の防湿土間コンクリートを兼用させていることもあって、まぁ埋まるってことはないでしょうw

では、ここでちょっと、べたーーーっとした土間の部分に着目したいと思います。べた基礎が長方形の区画を取ることが一般的ではありますが、この長方形のべた基礎を「板」としてみなした場合、短い辺(以下、短辺)と長い辺(長辺)では、強さが違うってことイメージできますでしょうか?

ここで、板チョコレートを思い出してください。

この板チョコを割るときって皆さんどうやってますか?w 板チョコなので簡単に割れるとは思いますが、おそらく大多数の人、っていうか普通は以下の画像のように、



横長にもって真ん中で割りますよね?w これってなんでかっていったら、長い方向のほうが「弱い」って本能的に知ってるからですwww これと同じことがべた基礎のべたーーーっとした土間の部分でも起こりますw 板チョコは食べればいいので割れた方がいいですけど、べた基礎の土間は割れると困るのでなんとかしなければなりませんw なのでどうするか?というと、

 「弱い方向の鉄筋を増やす」

ということをします。

弱い方向を強くするための鉄筋ですので、これを「主筋」といいます。「主鉄筋」っていう人もいますw でも、これだと、ながーーーい鉄筋がたくさん入ったとしても鉄筋自体の踏ん張りがききませんw いや、極端に言えば、もっとビッチリ入れればいいかもですが、そんなことしたら鉄筋だけの土間になっちゃいますよね。そこで、この主筋を拘束するために主筋に直交する形で鉄筋を入れますw

この鉄筋のことを「配力筋」っていいますw 配力筋の役目は、主筋に作用する力をできるだけ分散させるのと、コンクリートとの食いつきを良くしてひび割れを防ぐとかの役目もあります。一般的には短辺方向に向かってる鉄筋を「主筋」、それに直交するのを「配力筋」って言ってますけど、実は、計算すると、たまにこれが逆転しちゃうときがあります。これは板の拘束条件が変わってくることによるものです。

これをよーーーーくわかってると、計算の結果によって、主筋は細かく、配力筋は粗くってことができます。一般的にネットなんかでみる「べた基礎」の鉄筋写真は縦も横も同じ写真が多いんですが、問題がなければ同じにする必要はありませんw でも、そのとき、画像のようなシングルのべた基礎の鉄筋では、主筋は配力筋の「下」にこないとダメなんですw

この「主筋と配力筋」の関係を理解していないで現場を納めると、主筋なのに上にいってたり、配力筋なのに下にいってたりしますw 一般的に鉄筋ピッチが細かい方が主筋って決め打ちもできますが、本来はどっち?ってことを指示する必要があります。これメンドクサイっすよね?wwww なので、どっちでもいいように、縦も横の「同じピッチ」にするってわけですwww

例えば、主筋が200mmのピッチで、計算上、配力筋は300mmでよかったとしても、縦横200mmのピッチにするってわけですw 200と300ならせいぜい鉄筋1本程度くらいかもですが、これが設計上100mmとか細かくなってくれば、当然、鉄筋のコストは増大するってわけですwww

なので、弊社ではかなり「ガチガチ」に計算して、少しでも鉄筋量を減らすように設計上の工夫をしていますwww

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