吉野瀬川ダム

先日、令和8年6月7日に越前市から鯖江市に位置する吉野瀬川(よしのせがわ)のダムが竣工しました。

吉野瀬川は、昭和から平成の台風などで何度も氾濫し、周辺の多くの家屋に水害を与えていました。ダム事業は昭和61年度に事業計画が採択され、平成3年度に建設事業が採択され、今年ようやく竣工を迎えたという歴史があります。一つのダムを作り上げるために様々な調査や調整が必要で、かつ、建設工事には莫大な予算と時間がかかるのですが、それでもひとたび水害が発生すれば人命、資産が失われることになりますから、重要なプロジェクトなのです。

もちろん、ダムは人造湖ですので計画地にある集落などは湖底に沈みます。したがってダム工事となれば集落の方たちの人生や、その祖先が培ってきた文化などを如何に保全していくか?というところも重要な課題になります。複雑な思いがあるとは思いますが、それでも社会のためと理解され、移転などを受け入れた方たちには、その決断に至るまでの葛藤やその後の対応は本当に大変なものだったと思います。インフラ整備といえば聞こえはいいですが、なんの犠牲もなくできることではないわけですので、感謝すべきだと思います。

さて、新造ダムということで見に行ってきました。ダムの横には吉野瀬川ダム管理事務所があります。

実は、令和8年6月21日現在、この建物がグーグルマップでは表示されません。

吉野瀬川ダムは表示されますが、グーグルマップですと、この画像の四角の建物が管理事務所で、この横の部分に駐車場があります。

ダム湖にはお名前もついています。

管理事務所は、1階が展示スペース、屋上が展望台になっています。トイレも併設されています。

展示スペースには、ダム建設までの歴史や、ダムの仕組みなどの展示があります。

ダムの模型は、武生工業高校の生徒さんが作られたものです。

吉野瀬川ダムは「重力式コンクリートダム」ですので、ざっくり言えばコンクリートの塊を山あいにつくり水を堰き止めるという形式です。ダムですので、満水で水圧を受けてもひっくり返るようなことがないように設計するわけですが、模型をつくることでこの仕組みも理解できたのではないか?と思います。生きた教材ですよねぇw

ダム建設で2つの集落が移転となりましたが、その説明もなされていました。また移転までの経緯を動画で紹介していましたが、それらを見ていると、冒頭で書いたような集落の方々の葛藤などが伝わってきました。

展望台へは建屋の外から階段を登ります。

展望台からダム湖全体を見渡すことができます。

展望台から放流側はみることができませんので、こちらは実際に堤の上を歩いてみることになりますw

銘板も真新しいですw

放流側の様子ですが、

水路側面から相当な勢いで水が出ていますが、これ自体はダム湖からの放流ではなさそうです。おそらく山水の排水ではないか?と思いますが、定かではありませんwww

なお、ダムカードを求められる方には注意があります。以下のURLをご覧ください。

ダムに向かう道は越前海岸に抜ける「県道19号線」です。ダムを見てから海に行くというドライブコースでもイイ感じだと思います。

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