以前、弊社子会社のFKTlab有限会社で開発販売している「GROUNDWATER COOLING SYSTEM(以下、GCS)」について取材していただきました日刊木材新聞さんに再度、夏の暑熱対策として取材をしていただきました。

昨今のナフサショックによる影響は、FKTlab有限会社の「SDN-SHEET🄬」でも顕著ですが、それでも夏の暑さは待ってくれません。農業分野では農産物の生産が近年の猛暑により生産量の低下や、品質低下による廃棄率の高まりなど、あまりメディアでは騒がれませんが、影響が大きいわけです。
そんな中、4月からは千葉県においては「ちばの園芸高温対策緊急支援事業」が開始され、暑熱対策に対する助成金が発表されています。
このためか3月中旬くらいからお問い合わせ数が急激に増えてきておりました。現在は申請期間を過ぎてますので助成金の受付自体は終わってますが、いざ工事!となってもナフサ不足による供給問題が表面化しており、今年の夏の猛暑に間に合うかどうかが微妙な感じでもあります。
また、その他の自治体などからも「遮熱」に対してのお問い合わせを多数いただいておりますが、農業分野における暑熱対策は、食糧自給の観点からも国や自治体としての最重要課題であり、その対策の一助となる弊社のSDN-SHEET🄬は、各方面から注目をいただいております。
建築分野よりもその他の分野で「遮熱」に対する認識が高まるのには2つの理由があります。
まず、一つ目は、そもそも、省エネや温熱環境の安定のために「断熱材の高性能化」を取り入れた建物でも、思ったほどの効果がでていないという現状からくるものです。建築屋さんが、国が定めた外皮基準を満たすように断熱材等の設計を行い、気密も含めた施工精度を高めても結果としてエアコンなどの空調機器に依存し、また、その稼働を停めることができないことにより電気代、ボイラーの燃料代などのランニングコストが増大しているという現状を、特に産業施設などを運用している事業者さんが肌感としてお持ちであるということからです。
もう一つは、断熱材などの「厚み」によって性能が変化するものでは、そもそも薄い壁に施工できないとか、内部には仕上げがなく外装材が内部から剥き出しになっているので、「断熱材を入れる」ためには壁をつくったり天井をつくったりしなければならないということで、それが工場や倉庫、あるいは畜舎などを運用している状況ではできないというものです。これらも運用している事業者さん側が感じている問題なわけです。
その問題を建築屋さんに相談しても、断熱材による提案くらいしかでてきませんし、遮熱といっても遮熱塗料で屋根を塗装するくらいで、実際の効果としては体感できるレベルではないということも知っておられる事業者さんも多く、また事業者さんたちの横のつながりでの情報として「○○は効果がない」ということが広がれば、もはや独自に情報を集めるしかないということになります。
弊社での建築仕様では、FKTlab有限会社の親会社ということもありますが、お客様に最もコストメリットがでる提案としての「遮断熱工法」であり、夏は熱を遮断し、冬は室内の熱を蓄えるという発想で設計施工しております。
また、エネルギー消費量を削減するために、「井戸水」を利用することでエアコンなどの空調機器に匹敵するくらいの冷房効果を発揮できる「GCS」なども提案しています。なお、こうした取組を福井県から評価され、令和5年度カーボンニュートラル推進企業(価値づくり部門賞)をいただきました。
従来の考え方がそのまま当てはまらなくなってきた最近の高温環境。これまでの対策を踏襲していくだけは問題解決には程遠いということを認識し、建築の設計をしていく必要がある時代になったのです。





