その5につづきます。
べた基礎は、べたーーーっとした土間を使って建物重量を地面に伝えるわけですが、地震などで地面に変形があったとしても、このべたーーーっとした土間部分が瓦解するようなことがあってはなりませんw なってったって「べた基礎」ですからw ちょっと極端な例ですが、こんな感じで地面が変形したとしても、「べた基礎」はその構造を保つ必要があります。

何らかの理由で、べたーーーっとした土間の下の土が下がって空隙ができた、つまり、「接地圧」を逃がせなくなったとしても、べたーーーっとした土間の部分が絶対に壊れてはいけないわけですw
さて、ちょっとRC構造ってのをご披露しますと、以下のような図となります(CADで三次元で書いたほうが早かったのでw)。

平たい部分は床なのですが、これを支えているのは柱と梁です。べた基礎のべたーーーっとした土間の部分が壊れないというのは、このRC構造の「床」の部分と同じ性能がなければダメってわけです。この画像から柱を取ると、こんな感じになりますw

べたーーーっとした土間の部分の部分が壊れないためには、その土間の周囲に「梁」があって、土間の部分をしっかりと支えて、変形しがたくすることが必要なのです。したがって「べた基礎」の区画周囲には、原則論として梁が入ってくることになります。でも、この図だけをみていると、べたーーーっとした土間の部分の下に梁がないとダメな感じもしますが、そうではありませんw
べた基礎の条件としての原則論は、べたーーーっとした土間の部分の周囲が「拘束」されているということですので、それが地中にいようが、地中から顔をだしていようが、絶対にどっちかじゃないとダメというわけではありません。例えば、こんな感じですw

画像右隅には地面に埋まって見えなくなる「地中梁」というものがありますが、左のほうには、いわゆる木造で見られる「立上り基礎」というものです。地中梁も立上り基礎も梁として扱いますが、なんで違うんや?といわれると、計算したら、より耐力を求められる梁なので梁の大きさもデカくなる、それが土間よりも上がるとなにかとメンドクサイので地面の中に埋めたって感じですw 一方で画像右の立上り基礎は、立上りの「壁」としても必要であるために上に伸ばしているというのと、それほどデカい耐力を求められなかったラッキーって感じでの梁だったってだけのことですw 実はここら辺のさじ加減をしっかりと考えると結構リーズナブルな予算で強固な基礎が出来上がったりしますw(また別の機会に話題にします)
この「べた基礎の原則論」を理解していない人が「べた基礎の設計」を行うと、結構な確率で、なんちゃって土間コンクリートになりますw まるで、カーポートの土間コンクリート並みの耐力しか持たない土間を「べた基礎です!( ー`дー´)キリッ」って感じでおっしゃる方もいますw
べた基礎をべた基礎として成立させるためには、その区画の連続性や大きさ、そして柱から受ける力を面で分散させるための耐力、さらに、万一、地面が下がって空洞ができ接地圧を伝えることができなくとも土間が保持できるだけの耐力がなければならないのですが、これらは、最低でもスパン表から鉄筋量を見出すか、あるいは、構造計算を行って評価するしかありません。国交省やフラット35が出しているような「標準図」ではダメなわけですwww


