開口部の断熱

2026年度の「先進的窓リノベ2026事業」が開始されています。断熱性能が低い古い住宅の場合、窓開口部の断熱処理をするだけでも、結構、効果があります。

この補助金制度でよく使われるのは、「内窓の設置」というものです。

既存のサッシ窓の前の枠の中に、樹脂製の窓を「内窓」を設置するのですが、構造としては2重窓になるので単なるガラス交換などよりも効果が高いです。ですが、かなり古い家になりますと、既存サッシそのものが変形していたりするので、サッシ自体にかなりの空隙があって1枚目の建具の断熱性能はほとんど期待できない状態になります。変形のためにサッシ障子自体の開閉がし難くなっていたりもしますので、窓の開け閉めにも難儀しているのであれば、単に内窓を設置してもあまり問題の解決にはなりません。

そこで、内窓ではない開口部の断熱施工として「カバー工法」というものがあります。

これは既存サッシの障子だけを外して、枠本体に新規の窓枠を取り付けるという施工形式です。LIXILさんからは「リプラス」という製品名で、このカバー工法の窓が提供されています。

窓の中に窓を作るという感じですので、若干ですが小さくなります。ですが、障子のレールなども新しくなるので開閉などの問題も同時に解決できます。サッシとしては外面はアルミですが、内側は樹脂製なので枠自体の断熱性能は高いですし、ガラスの性能で断熱性能も高まります。

というわけで、まずは、既存窓の採寸です。

実は内窓もそうなんですが、既存窓というのは結構、変形しています。図面で四角くかいても、柱や梁などの経年変化などでアルミの枠自体にも変形がありますので、例えば枠の上だけ測ってもダメなんです。

上下左右で端々と真ん中を計るのですが、かなりの狂いがある場合には小さめに作ってコーキングなどで処理することも必要になります。この辺りが「絶妙な塩梅」があるので計測も結構な経験値が必要になりますw

サッシのメーカーシールは「トーヨーサッシ」ですw LIXILさんの前身のトステムのもう一つ前の会社ですw 1970年代からですので、もう50年以上前のサッシです。障子の戸車も結構ダメージが出てますし、枠の変形も結構あるので内窓ではなく、外窓交換でのカバー工法をご提案しようと思います。

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