今さらこんなことを話題にすると「お前、マジ、大丈夫か?www」て笑われるかもしれませんが、あの確認申請書の記載内容で何回出しても「ここ間違ってますよ?」的な指摘が返りますw 図面記載の内容に不備があるとか、分かりにくいとかっていう指摘ならまだしも、申請書の「書き方」レベルでの指摘は恥ずかしのですが、正直、ずーーーーーーーーーっと建築やってきて、今日、はじめて「腹落ち」した説明を福井市の建築指導課で受けましたwww 知らないまま死んでたらきっと後悔したかもしれませんw
実は、「建築確認申請書」は、その書き込みの項目「だけ」を見てると、何度も同じことを書かせる!って感じなのはたぶん私だけではないと思いますw 特にそれがひどいは、第三面と第四面です。




第三面にも第四面にも「面積」を書く項目があります。第三面の面積の記載欄は、


こんな感じですw で、第四面といいますと、

こんな感じですw 第三面では「建築面積」と「延べ面積」という項目になってますが、第四面では「床面積」ってなってます。でも、普通に新築工事なんかを行う場合には、建築面積と延べ面積が違うことはあっても、結果として第三面の「延べ面積」と第四面の「床面積」は同じなはずです。なので、同じことを2回書くわけですが、同じことを書くときに限って間違えるものですwww
なので、この第三面と第四面で、なんとなく同じことを書かせるってのはムダなことだ!と反論したくなりますが、そもそもそういう考えを持つとすると、申請書自体の構成について「理解していない」ってことと同義だってことを、今日、改めて思い知らされたってわけですwww 今更ですwww
敷地に一つだけ建物を建てる新築行為の場合には、この申請書の第三面と第四面の面積的な扱いは「同じ」です。こんな言い方をすると「違うときがあるんか?」って思われるかもしれませんが、実際にはあります。例えばこんなときです。

また別の機会に話題にしますが、建築基準法では「同一敷地内に2つの建物は建てられない」という大原則がありますw でも、この場合は、同一敷地内に2つの建物を建てることになるんですが、それができるのが「用途上不可分」という判断からです。例えば、事務所と倉庫、工場と倉庫、住宅と車庫といった、どちらかが単独で存在しても運用できない、あるいは、一方の建物の従属的な関係がある場合には認められます。注意しないとダメなのは、住宅の場合ですと、住宅として独立した存在とみなされるのが、両方の建物にお風呂、台所、トイレといった生活上なくてはならない設備が各々に装備されている場合で、例えば同一敷地内に、両親の家と子供夫婦の家というものは存在できないってわけです。
さて、第三面と第四面の話しにもどします。第三面と第四面は、それぞれ求めている記載内容の「範囲」が違います。実は今日、この説明を受けて「腹落ち」したってわけですwww 何度も言いますが今さらですw
まず、第三面は「建築計画の全体」としての申請項目です。上の図ですと、緑の敷地全体に2つの「用途上不可分」の建物を建てるという計画なわけで、この緑の上に存在している建物の面積やその他の情報を記載するってわけです。「申請部分の面積」と「申請以外の面積」という扱いになります。図は建物をもう一つ建築する場合の例ですが、2つの建物を独立して一気に建てる場合もあります。この場合ですと、どちらも「申請部分の面積」となります。
では第四面はどうか?といいますと、これは「建物単位」の申請内容になります。図で言うと、赤の線の部分の面積などの情報を記載しろってわけです。従って、「申請部分の面積」しかない「はず」なのですwww ですが、これは別棟になっているからで、例えば「半分壊してシリーズ」のように既存とつなぐように増築する場合には、「申請部分」と「申請以外の部分」ってのが存在することになります。
これを法律的に言うと、第三面は敷地全体で見た場合の「集団規定」に対する申請項目で、第四面は個々の建物の「単体規定」に対する申請項目だというわけです。で、恥ずかしい話ですが、今、ちょっとややこしい申請を出していて、申請書の記載内容に誤りがあるとの指摘で、それがなんで間違いなんかが理解できてない私に、たぶん、その申請書の面の違いを理解していないと察した審査の方が、
「えと、第三面は集団規定で、第四面は単体規定なんですよー」
って説明を受けた瞬間、それはもう霧が晴れたような感じで理解できた!ってわけなのです。
さて、この第三面と第四面の構成がなんでこんなにまどろっこしいことになってるか?といいますと、これは想定されているすべての建築形態、それも単に新築か増築かなどだけではなく、敷地に対してどのように建築計画をするつもりなのか?という組合せを「全て」網羅できる構成なわけです。
申請書は官僚が書式を考えるわけですが、その書式だけで建築計画の概要が読み取れる必要があるのと、できるだけ簡素化しなければ書く方も大変なので、その結果としての書式なのです。ホント、今日は勉強になりました!


