以前のブログでも取り上げましたが「「2025年版 建築物の構造関係技術基準解説書(以下、黄色本)」WEB講習」の受講をはじめました。
前回の2020年版の時にも受講しているのですが、今回の受講の目的は2025年4月から運用開始している改正建築基準法による技術基準の改訂分の解説もあるようなので「再受講」という感じになりました。
でも、テキストとなる黄色本も、2025年4月以降の改正部分も含めた「第2版」が発売されており、今回の2025年改正の大きさというのがわかります。
図書の価格は、\12,100と非常に高価です。初版本からの変更追加箇所などの情報が「追記」という形でデータ開示されてはいますが、やはり、1冊の本として提供されているものを持っていたほうが楽なので、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入しましたwww
さて、講習内容ですが、WEB講習の利点を生かして、夜、WEBを見て受講しています。ホントに楽な世の中になりました♪ 自分の好きな時間や日に自分のペースで講習を受けられるのですからw
講習は、全部で12教科あります。全教科受講が望ましいですが、各教科バラ売り的に受講料を払って受けることもできます。
教科1:耐震計算の基本
教科2:地震力と鉄筋コンクリート造の耐震計算
教科3:鉄筋コンクリート造の構造設計における留意点
教科4:荷重・外力に対する性能と構造設計
教科5:強風に対する構造設計
教科6:鉄骨造の構造設計
教科7:鉄骨造の構造設計における留意点
教科8:構造規定のしくみ(1)
教科9:構造規定のしくみ(2)
教科10:木造の構造規定
教科11:超高層・免震などの構造計算規定と限界耐力計算
教科12:基礎の設計と災害を防ぐための構造規定
こんな感じの構成ですので、例えば木造をメインで仕事をされている方であれば、強化1、4、5、8、9、10,12あたりを個別に受講するというのでもありだとおもいます。
各教科では、黄色本のどの部分の解説を行うか?ということを冒頭で説明してくれます。例えば、教科4で触れるのは「荷重・外力に対する性能と構造設計」という話しですが、黄色本では、第2,4,5,6章の部分に関係する話しという感じです。

なので、教科の主題に対して、黄色本を横断的に見る良い機会にもなりますので、できるだけ全教科を受講するほうがよいかもしれません。
2025年4月からの改正基準法運用では、住宅関係の比較的規模の小さな建築の場合、構造関係規定の審査が省略されていました。この省略により実質的に構造関係規定を「知らなくても」、その内容を審査されることがなかったわけで、結果として「構造レベルの設計ができない」設計士なるものが大量にできあがったという背景があります。
審査が省略されていることを逆手にとって、設計しなくてもよいというような風潮になり、やがてそれが、住宅だから設計しなくてもいい、とか、知らなくてもいいというとんでもないことが「慣行」となってしまいました。
このことが設計する側の人間の技量を相当低くしただけではなく、「レベルが低い」、「能力がない」ということすら意識しなくなったわけで、そのツケが今日の「確認申請の審査に時間がかかる」という状況をつくりあげていると思います。このような便利なWEB講習はほかにもたくさんあるわけですから、積極的に受講し、研鑽に励みたいと思います。



