耐震改修で出くわすアルアル#22

アルアルシリーズですw 今日出くわしたのはちょっとこれまでと違ったパターンです。これまでも「なんちゃって柱」については何度も取り上げてきましたが、その柱は和室の真壁の内壁を作るために「柱」を意匠的に見せるために「飾り」として柱を建てたり、入角や出角を出すときにあったほうが作りやすいことで柱を建てるだけで、その柱が梁に到達していない柱なんですが、今回出くわしたのがちょっとちがってましたw

まずは画像をご覧ください。

中央の柱です。違和感ないですか?w では問題の箇所を拡大します。

ご覧ください。柱の根元がカットされていますw カットされてるというか、短いまま使ったっていう感じです。実は、この壁の箇所はずいぶん前にリフォームされた壁のようですが、なぜこの柱を浮かして取り付けたのか?の理由が定かではありませんw 普通に考えれば、従来のなんちゃって柱にしたほうが仕事は楽だったはずです。わざわざ浮かして頭を梁で留めるって、吊束じゃないのにこんな長い柱を吊るのはたいへんだったはずです。

これ耐震診断ではこの箇所に柱があって耐力壁として評価しているので、このような柱の状況であれば取り換えなければいけません。いずれにしてもこの壁面は改修箇所であったので柱の入れ替えなどもできたわけですが、「柱の根元がない」なんちゃって柱に遭遇するとは思いませんでした。

というわけで、予定外ではありましたが柱の取替も行い、耐力壁を強化することができました。

今回、天井も解体箇所であったことや、付近の耐力壁も連続的に改修する計画だったのでなんとかなりましたが、そうでない場合に柱の取替を行うために想定以上の解体が必要となれば追加工事が発生することになります。そうした状況がないように事前に可能な限りの調査はするわけですが、やはり今回のような「不測の事態」は発生してくるのが耐震改修工事です。

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